19 「千里の馬」と・・「伯楽」?寂光・・・「千里の馬」と・・「伯楽」?最近。 私は個人的に。 とても大きな問題を抱えている。 気が付けば。 ズッと考え込んで居る。 なんて状態にある。 ・・「うつ」には良くないのだけれど。 そんな時の救いは。 部屋猫〈かふん〉 〈かふん〉は産まれて直ぐに捨てられてた。 そーして。 親切な獣医さんに拾われた。 でも。 スッゴイ勢いで部屋中を走り廻っては、 コードなんてのを噛み切る。 そんな性格が災いしてか。 飼い主を転々としながら。 我が家の「養女」になった。 だから。 独りの猫から。 ネズミ算式(猫なのに・・)に増えていった、 我が家の他の猫たちとは。 非常に相性が悪い。 何時も独りで。 家の周りをウロウロしてる。 そんな。 〈かふん〉が甘えられるのは。 私くらいしか居ないの・・か。 最近は。 仰向けに寝転がる私のお腹に乗っかって。 身繕いしながら。 そのまま、眠ってしまう。 そーして。 手足?をグーッと延ばしては。 何度も寝返りを打つ。 その間。 私は〈かふん〉の背中に手を添えて。 ジーッとしている・・しか方法(て)が無い。 だから。 寝転がってるだけなのに、 身体中が凝り固まっている。 よーに感じる。 まあ。 途方もなく。 私はヒマなのだろう。 そんな中。 今日は久々にTVを見た。 それも。 「プロ野球中継」である。 「野球」なんて。 「ボール」は1つしかないのに。 何故に9人もの大勢で守らなきゃならないのか。 が・・未だ・・理解できてない・・のに。 そんな私が。 「野球」に関して。 ツベコベ云う資格なんてないので。 詳細は。 「監督になりたくてウズウズしてる会社の上司」 なんてのに・・聞いとくれ。 まあ。 放って置いても、しゃべり続けるんだろーけど。 「努力する者だけが成功する」 なんてのが「落合監督」就任時の号令だったような。 それを。 「鵜呑み」にするほど。 私は、平坦な人生を歩いてきた訳じゃない・・が。 今日の選手起用法には。 すこおし驚いた。 ドラゴンズが2点差でリードする8回裏。 ジャイアンツの攻撃に。 中田とか云う投手は。 1、2塁に走者を背負ってしまう。 未だ未だスピードは速いのだが。 スーッと「ど真ん中」なんて。 トンでもない処にボールが入ったりしてた。 私は完全に門外漢なので。 こーいう時に、フツー監督ってのが、 「どーするのか?」なんて全く判らない。 「落合監督」は動かない。 そーして。 ガイカク一杯にストライクが決まり、打ち取った直後。 ガッツポーズする中田投手を換えた。 「若し」なんて瞬間は。 人生には幾らでもある・・し。 「二度と戻んない」ので考えても仕方ないのだけれど。 打たれた直後に換えられていたら。 あの投手は、如何感じたんだろう って・・考えた。 自分の「不甲斐なさ」しか残らないんじゃないか。 また。 そのまま継投させて。 ホームランでも・・浴びてたら。 幾ら「投手」は気が強いと云っても。 キッと・・暫くは立ち直れないんじゃないか。 「守護神」なん呼ばれてた男が、 何とか「一死」を取って8回裏は終了した。 その瞬間。 ベンチの中田投手の眼は輝いてた・・ような気がした。 変わってジャイアンツ。 最終回裏の攻撃は。 下位打線ながら「無死」一塁で代走。 次の「代打打者」がレフト方向に打ち上げたのを。 一塁走者が2塁直前まで進んでたなんて「判断ミス」で併殺。 最後の打者は三振。 ドラゴンズが日本シリーズに進むことになった。 新聞のスポーツ欄によれば。 ジャイアンツの強打者?高橋由なんてのが、 体調不全でベンチを暖めてた・・らしい。 何故、彼を「代打」に出さなかったのだろう? 「その時に一番調子が良い選手を使う」 ってのは「落合監督」も同じなんだろう。 でも。 「原監督」と「落合監督」の決定的な違いは。 「選手のプライドに如何答えるか」じゃないのかな? 2人の走者を背負いながらも。 「自分自身の力で『打ち取ったっ!』って思える」まで任せてもらえる。 片や。 有力な強打者なのに。 スタメン落ちの上、『最大の見せ場』に、 ・・『代打』にも出してもらえない。 今後、コノ二人の「指導者(監督)への忠誠心」には大きな違いが出るん・・だろうな。 「調子が良い」とか「悪い」って云っても。 人間は機械なんかじゃない。 機械のように。 確率的に決まる「調子」なんかじゃなく。 その時々に。 「『自分の誇り』に周りが如何答えてくれるか」ってのが。 「次の機会の調子の良し悪しを決める」大きなファクターじゃないのか? 「練習」や「努力」ってバカリ怒鳴っても。 決して人は動かない。 いんや。 「動けない」のかも知れない。 「原監督」だけじゃない。 「余りに多くの人々」が、「そのコト」を深く理解していない。 それが。 世の中に「うつ」が蔓延する一因なんだろう。 「努力」ってのは、そりゃ「尊い」のだろう。 でも。 『世有伯楽然後有千里馬。千里馬常有而伯楽不常有。』 って『韓愈』の言葉が。 とても・・重く感じてしまうのだ。 ジャンル別一覧
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